今回はDELERKE コーヒータンパーのレビューと圧力調整時の注意点について紹介していこうと思います。
では、さっそく。
先ずは購入時の状態
箱ね。
よく、輸送時に箱が潰れていたりしますけど、こちらは綺麗でしたね。
箱の中身、シリコン製の台とさらに白い箱。中に定圧タンパーが入っていました。
台に置くとこんな感じです。
ウルさんはあまり使わない様な気がしますが、おまけとしては良い物かと思いますね。
手にするとこんな感じです。
ウルさん、手が小さいんで、少しグリップがでかい様に感じますね。。。
嫁さんの手と同程度の大きさか、なんならちょっと小さいくらいの手の大きさなんで
女性が持っても、こんな感じじゃないですかね。
デロンギのタンパー「バリスタツール タンパー BST-T01」と比較
定圧タンパー だいぶ大きいです。
高さ:95mm 幅:51mm タンプ部高さ:10mm
幅58mmの物もあるので、お使いのポルタフィルターのサイズをよくご確認ください。
重さ:402.5g
ちなみにデロンギのタンパーは295.5gで 107gの差がありました。
結構ずっしりと重たいです。
タンピング圧力の調整方法につきまして
写真の様にタンプ部をもちまして、黒いハンドル部を回して、ネジを上下させて
圧力の調整をしていきます。
完全に分解すると上記の様になります。
左から、パーツ 1 2 3 バネ グリップ として以降 解説していきます。
パーツ 1 2 3を組み合わせた状態
パーツ1と2は六角形部分を差し込むだけです。ここがスライドして
パーツどうしが干渉して止まります。
その際のバネ圧でタンピング圧が決まる仕組みとなっています。
グリップにバネを入れて、パーツ2をネジ込んでいきます。
パーツ3がグリップ内のバネに干渉し、圧力を発生させます。
パーツ2上面とグリップ面をぴったり位までねじ込んだ状態
さらにねじ込んでいく事も可能です。
(中のバネが結構強いので、そんないいっぱいねじ込むことはできませんが)
タンピング圧は体重計などで測りましょう。
これがちょっと難しかったです。
っと言うのも、測る際に、やっぱり体重をかけてしまって、はたしてどう測るのが正解なのやら。。。
ウルさんの場合は上記写真のぴったり位置で15Kgくらいありました。
ウルさんの場合はこれくらいの位置で設定しました。
なんか、少しカタカタなるんで、ホントは最小はぴったり位置の様な気もするんですが
それだと、個人的に圧が強すぎるような気がしまして。。。
大体、3山出るくらいの位置でしょうかね。
体重計で測るとこれで12.8Kgでした。
押し込む際の自分の体重もどうしてもかかっちゃうんで、他の方がやったら違う数値に
なるかもしれませんので、やっぱり、ご自身で確認しながら設定するべきでしょうね。
さて、ここからが本題、圧力調整時に絶対にやってはいけない事。
それは、強い圧力からじょじょに低い圧へ調整していく調整の仕方です。
ですので、その逆、低い圧からじょじょに強い圧に調整していき、お好みの圧力へ
調整していきましょう。
なぜかと言いますと
こちら、パーツ1 2 3 を組み合わせたもの。
パーツ1と3はネジ締めによって固定されています。
右ネジですので時計回りに回すと締め込まれていきます。
こちら、パーツ2とグリップ。
こちらも右ネジですので時計回りに回すと締め込まれていきます。
締め込む時はどちらも時計回りに回します。
また、逆に、緩める時は、どちらも反時計回りに回すことになります。
強い圧力を出すには、パーツ2のねじ込みを沢山して、バネへの圧縮を増やします。
圧縮による反力はパーツ3に直にかかります。
その為、圧力を弱めようと反時計回りにまわすとバネに押されているパーツ3も
一緒に緩んでしまうのです。
実際の写真がこちら
パーツ1と3のネジが緩んでいるのが分かるかと思います。
しかもかなり緩んでます。
これ、バネを押す側の長さが変わりますので、いつまでたっても狙った圧になりません。
「あれ?さっきこれ位の位置で○○Kgだったのになぁ?」
って事を正直なんども繰り返しました。。。
かなり強めにねじ込んでから緩めていくと、最悪 上記写真の様に
パーツ2をグリップに残したままとれてしまう事になります。。。
パーツ1のネジ山よりもパーツ2のネジ山の方が多そうですので、同じ回転数だったら
どうしても先にパーツ3が取れちゃいますよね。
また、パーツ1と3が緩んだままタンピングすると、グリップ内でどこかが
引っ掛かったような感じになります。
長く続けていると、おそらくどこか削ってしまって故障の原因になるかもしれません。
ですので、圧力調整は強い圧力(沢山締め込んでから)から低い圧力(ねじを緩める)
に調整するのは絶対にやめてください。
これは絶対だと思います。
説明書などが入っていませんでしたが、本品に説明書が入るのだとしたら、この部分は是非とも記載して欲しい部分ですね。
「本品の圧力の調整は弱い圧力から徐々に締め込み強い圧力へとして行き、お好みの圧力位置で止めてください。」
では、本品を使ってさっそくタンピングしてみましょう。
いや、めっちゃ斜めぇ~!!!
定圧になるだけで、タンピングがうまくなるわけではありませんので
要練習です。。。
ネジで締め込むパーツにはロック機構などはついていませんので、長く使用していれば
いずれは緩んだりして、圧が変わってしまうと思いますので、定期的に調整が必要かと思います。
タンピング後にタンパーをクルッと回すかと思いますが、それくらいの力であればネジが回転することはなさそうでした。
タンピング力が安定しない方にはとってもおすすめのアイテムだと思います。
圧力調整方法に注意しながらぜひ使ってみてください。
今回はこのへんで。
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